2017年12月25日月曜日

秋田県ハタハタ寿司休暇条例 早期実現を!

 毎年恒例の「ハタハタ寿司」。本漬けに入りました。
   ハタハタ寿司の製法には、鰻での『串打ち三年、裂き八年、焼き一生』に似た『塩漬け三年、酢八年、本漬け一生』という言い習わしがある。と、言う人もいる(私です)。
 何を言いたいのかといえば、人様に出して恥ずかしくない美味しいハタハタ寿司を作れるようになるには、一朝一夕ではいかないってことです。
これが恐怖の酢漬け工程 今年は「百年酢」を止めて・・・普通の食酢にしました。
 これまで十年ほど毎年ハタハタ寿司を作っているんですが、白状すると、ここ数年「酢漬け」の工程で失敗を繰り返しているんです。具体的に言うと、酢の中からハタハタを引き上げるタイミングです。普通の酢より五倍も濃度の高い酢を使ったレシピなので引き上げが遅れると致命的です。しかも、その影響は本漬けを終え寿司を樽から取り出すときまで明らかにならない。
いよいよ本漬けですが・・・酢漬けが成功したか否かは・・・開けてみるまで分かりません・・・
 塩漬け、酢漬けで一週間、本漬けで三週間、つまり都合一か月間もの間、毎日、漬物樽の中で究極の美味に向かうであろう複雑な化学反応を胸躍らせて夢想しているんです。


漬物樽に酢漬けを終えたハタハタを敷き詰めます。
ハタハタの次に、ご飯と麹、生姜、ニンジン、ふのりなどを敷き詰めます。
 だから、樽の蓋を開けたときの衝撃は計り知れないものがあって、取り出したハタハタがボロボロに溶けている現実に愕然し、そんなことが起こるのかと唖然し、一か月の苦労と夢が儚く消え去ったことに呆然となり、しばらく茫然自失となるのです。つまりです。ハタハタ寿司を作るには緻密なスケジューリングが重要で、自由な時間が限られるサラリーマンにはどうしても無理がある。だから、失敗が続くのである。
最後に笹の葉を敷いて、フタをし、重石をします。
 という状況が常態化している現状を打開すべく提案する今回の結論であります。
 世界に誇る秋田の発酵食文化継承のためでもあるのであるし、12月のうちで、せめて1日、出来れば2日、3日がベストの特別休暇を設けていただきたいのであります。
 その休暇制度が認められたならば、次は同じく世界に誇る発酵食文化である「SAKE」で、せめて週1日くらいの休暇をお願いしよう。