2013年7月12日金曜日

秋田県ベニズワイ食振興協議会(その2)

 ベニ食振協設立記念投稿 第2弾
 第1弾は、お手軽な「ボイル」ベニズワイでしたが、これからあなたを「生(生鮮)」ベニズワイの世界へ誘います。
 ところで、なぜ、ベニズワイを「生」で見かけることがほとんど無いのか?
 松葉ガニや越前ガニとして知名度はトップレベルのズワイガニが、水深200~300mをナワバリにするのに対し、実はベニズワイガニは、何を考えたのか、それよりもさらに深い800~1,000mの超深海で暮らしている。そんな場所の水温は、冷蔵庫よりも冷たい0~1℃しかない世界で、しかも真っ暗闇だ。さらに水圧は1四方に1,000トンもの重さに相当する。もう少し分かりやすく例えると、1平方センチ、つまり小指の爪に1トンもの重さがかかる状態とでも言えば実感できようか。とても過酷な世界だ。そのためなのかどうかは正確には分からないけれども、地上に水揚げされたベニズワイガニは、文字通り重圧から開放されて、気が抜けてしまうのであろうか、鮮度落ちが早いのだそうだ。なので、普通は「生」の姿で流通することがほとんど無いのだそうだ。
「生」ベニズワイは予約が必要です
ゼロイチハチゴ-ニイサン-ミンナイイオトコ
なので「生」を入手するには、漁港まで赴かねばならぬし、自分で料理せねばならぬ。しかしである。その苦労を補って余りあるほどの褒美が待ち受けている。と言っても、私自身、茹でガニ、焼きガニ、揚げガニの3つのベニズワイ料理しか試していないので、あまり大きなことは言えないけれどの、食の大きな楽しみの一つを手に入れることは間違いない(と思います)。
 その前には、まず「◯◯水産」さんへ電話を一本。すべてはここから始まる。前述のとおり、水揚げされたカニは、通常はボイルになる。だから「生」ベニズワイを入手するには、水揚げ後、ボイルに回さずに、特別に寄せておいてもらうことが必要である。それに漁は1月〜2月を除き周年行われているとはいっても、時化が続けば水揚げは無いし、普通は一航海2泊3日なので、時化がなくとも毎日水揚げされるとは限らない。だから、漁港に車を走らせる前に、漁に出ているか、それに生鮮を寄せておいて欲しい旨を電話で予約しておく必要がある。
 なお、このブログはあくまで地魚とその味の探求記であって、お店を宣伝する目的では無いので、具体的会社名は伏させていただくが、美味い地魚を紹介しておきながら、その入手元を教えないのはいかがなものか、との声にも応えなければなるまい。なので、手がかりを少し。お店の会社名「◯◯水産」の◯◯には、所在地であるところの「男鹿半島、男鹿市」に共通の漢字二文字が入る。それと次の暗号も何かの手がかりになるので、ぜひと解読にチャレンジしていただきたい。「ゼロイチハチゴーニイサンーミンナイイオトコ」。
「ゼロイチハチゴーニイサンーミンナイイオトコ」を解読し入手した「生べに」
水深1,000mの暗黒の重圧から開放された「生べに」
さて、次回はいよいよ「生」ベニをいただきます。